ガス機器
(液体窒素・液体ヘリウム容器、ガス配管、スクラバー)
主要商品

真空断熱配管。毒性・腐食性・爆発性ガス配管。超高圧ガス配管。クリーン配管・超クリーン配管。液体窒素容器。液体ヘリウム容器。凍結保存容器。液体窒素および液体ヘリウム容器の再真空引き。

「ガス分析機器」「保存容器や貯槽」などの機器の取り扱い、「ガス配管工事(大臣認定やKHK認定工事も可能)」も行っています。極真空域(10-12Pa)から、超高圧80MPa以上までの配管敷設ができます。容器の製作や毒性・腐食性・可燃性・爆発性・クリーン配管も総合して設備も扱っています。

日本では数少ない液化ガス容器のいわゆる真空漏れも調査する事が出来る場合が在ります。液体窒素容器から液体ヘリウム容器まで対応ができます。真空引きが出来る事で、容器が再生できる場合が在ります(※再生が出来ない場合も在ります)。新規に液体窒素容器や液体ヘリウム容器をご検討の方は、専門の業者である弊社にご用命ください。さまざまなノウハウで適切な価格と安全をご提案します。小型容器以外にも凍結保存容器やその他のキャニスター等も扱っております。また可能な限り、お客様の希望に合ったものを提案します。

液体ヘリウム容器

当社では、高性能で堅牢な液体ヘリウム容器をお求めやすい価格で販売しています。特に、Cryotherm GmbH & Co. KG社の販売代理店であり、容器は、堅牢で蒸発損失が極めて低く、冬場の北海道では特に使いやすい製品として注目されています。真空引きから、部品製作までもが国内で対応が可能です。

ヘリウム回収バルーンの製作や販売、回収配管の敷設も可能です。液体ヘリウムは、大容量の際は国内の輸入基地から北海道への移動も可能な専用便がございます。

また、液体ヘリウム容器を安全に使える様にする、セーフティヘッドの製作も行っており液面計導入ポートやその他のセンサー、トップローディングのヘッドも製作しています。

ヘリウム回収バルーン

昨今のヘリウム危機に対応すべく、100%を輸入に頼る日本にとってヘリウムの枯渇は大変重要です。 再凝縮装置や、ヘリウム液化機(冷凍機)を所有する施設では、大気に放出されるヘリウムをいかに抑えるかがいままでより大変重要になっています。 蒸発したヘリウムガスを回収し再び液体ヘリウムにすることができれば、高価なヘリウムガスの漏出を防げます。 弊社では、回収装置として耐久性に優れたヘリウム回収バルーンを販売しています。ゴムホースも天然ゴムではなくエラストマーを利用し、ゴムのひび割れを抑えるような製品を作っています。 少量から大量まで、多く出ているのは液体ヘリウム容器に付随させ、自然蒸発したヘリウムを回収するためのバルーンを目下主力においています。

  • ▲ ヘリウム回収バルーン

  • ▲ ヘリウム回収バルーンホース口

札幌Ecoチューブ

札幌Ecoチューブは、平成16年度「21世紀COEプログラム」の活動で日本学術振興会主催の文部科学省の事業(研究拠点形成費等補助金)により開発考案された成果品です。日本の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成され、北海道大学工学研究科量子物理工学専攻丹田研究室がトポロジカル的物質の創成に際し、極限環境において、極低温および超強磁場、電気物性などを統合的に測定するために液体ヘリウムを使用しています。有限なヘリウムガスを大気放出をなくすること、ヘリウムを液体にするエネルギーを節約するため、大量かつ効果的に液体ヘリウムを移送することを目的とされています。弊社では、考案された製品を工業製品化することに成功し、日本各地の液体ヘリウム使用拠点において実績があります。今まで、トランスファーチューブを使われていたユーザーはヘリウムロスを確実に減らすことができ、より迅速に移送ができますので実験へのステップを短縮化できます。従来型のトランスファーチューブと札幌Ecoチューブは利用法が全く違うために、テクニックが必要であり誰でも簡単にできるものではありません。従いまして、正しく使うことが実験の成功へと導く鍵となりますので、利用法を熟知した上でご使用ください。必ず良い成果が出ることと、開発者は確信しています。

ヘリウムは、地球上で限られた貴重な資源の1つです。
大気放出せず回収し、ヘリウム液化装置を使用してヘリウムガスをリサイクルします。

ヘリウムリサイクル
液体窒素容器
海外製品
液体窒素容器Worthington Industries社(旧Taylor-Wharton社)製品の特徴

凍結保存容器及びデュワーはお客様のニーズに柔軟に・効率的にそして経済的にお役に立ちます。非常に軽量構造でありながら国産と比較にならない程の、優れた耐久性と極めて長時間の保持時間を可能で、液体窒素の蒸発ロスを最小限にします。ラインナップはたくさん在りますので、照会ください。

液体窒素容器CHART(MVE)社製品の特徴

研究・産業分野用に開発された小型の液体窒素容器です。保存・運搬・分注用として最適です。電子顕微鏡や質量分析機器類への分注やコールドトラップや放射線半導体検出器としてまた皮膚病学関連への容器だけの用途にとらわれず各種応用に使用されています。世界が認めた、優れた耐久性と長時間の保持時間を可能にしています。種類(ドライシッパー・凍結保存容器・自加圧容器など)はたくさんありますので、お問合せください。

国内製品

国産も性能よく、扱いやすく、日本人の使い方に合せています。仕様は照会ください。

液体窒素保存容器シーベルの製品特長
軽量・小型
  • 従来品と比べ、軽量化を実現。
  • 手軽に運べて収納もすっきり。
  • 完全非磁性。
蒸発量
  • スーパーインシュレーションと特殊真空断熱の併用で断熱効果が向上。
  • 液体窒素の蒸発量が従来品と比べ40~60%も減少。
液体窒素保存容器クリックの製品特長
軽量・小型
  • 長年の実績が在り、永年のベストセラー。
  • 丈夫で充填時間が短く、取り出しも簡単。
  • 安定した重心で、安全に移動が可能。
蒸発量
  • 特殊真空断熱を用いることで断熱効果を大幅に向上、蒸発損失が低減。
液体窒素容器及び液体ヘリウム容器の真空引き

液体窒素容器や液体ヘリウム容器は、ガスの透過で真空断熱の効果が落ちてきて蒸発損失が多くなります。そのような際のために、容器には真空引きを行うポートが付いています。(付いていない場合も在ります)真空引きを行う事で、ガス透過で真空度が落ちた際には、効果改善が見られます。落下や衝突で、内層に異常が起こった際にはこの限りではありません。特に液体ヘリウム容器は、ヘリウムガスが透過し易いため真空度が落ちます。長年使っていなかった液体ヘリウム容器や、真空引きを行った事の無い容器は大変効果の改善が見込めます。液体ヘリウム容器は構造上、非常に弱い容器ですので、内層に異常があった際には効果は見られません。液体窒素容器や液体ヘリウム容器、どちらも蒸発損失が多い際には真空引きすることで、容器が壊れているかそうでないかの判断材料にもなります。弊社では、様々な容器に合う治具(オペレーター)を北海道で唯一所有しています。場合により、合致するオペレーターを所有していない事も在りますが、先ずお困りの際は連絡頂ければと思います。高真空排気装置(ターボ分子ポンプや油拡散ポンプ)も在りますので、所定の真空度で真空引きをして効果を出します。

  • 【写真左】治具(オペレーターの一部) / 【写真中・右】容器の真空引き中

  • ▲ 真空引き口

高真空ポンプ及びコンポーネント
高真空ポンプ油

高真空ポンプ油の販売を行っております。石油系の潤滑油から、化学合成油、フッ素油、シリコン油等多岐に渡り販売を行っております。特に、松村石油株式会社製油は業界の最高峰であり、様々な真空ポンプ油のOEMをはじめ純正油として使用されています。真空ポンプ油をはじめ、オイルバス用油も扱っています。用途に適合する製品があります。

  • ▲ 代表的な真空ポンプ油

高信頼性除振ウエイト

真空ポンプからの震動を極力まで抑えることが可能です。希釈冷凍機やノイズが気になるマイクロ顕微鏡、電子顕微鏡の測定などに最適です。NW25配管を使っており、先端のエルボの向きを変えるだけであらゆる方向に角度調整が可能です。配管部分はSUS304を使っています。全体の構造から、非磁性構造には出来ません。重さは40kgから45kgです。埃対策にも十分配慮されています。

仕様
  • 約外径300mm x 高さ361mm
  • 重さ40kg~45kg
自動車用エアーゲージの校正

エアゲージの精度は正常ですか?エアゲージは精密機械ですので、衝撃などによって精度が変わります。精度によって、燃費や走行安定性にも影響を大きく及ぼします。エアーゲージの校正には、当社の高圧ガス販売技術が応用できるため、お手持ちのエアゲージ(タイヤゲージやダイヌゲージ)の精度が正確に確認できます。また、精度を確認したエアゲージを社内や店内の基準器として、定期精度チェックを実施することで、お手持ちのすべてのエアゲージの精度管理が可能になります。さらに高品質なサービスを提供できます。

また、精度を確認することを、校正と言います。校正されたものは、"国で定められた基準に適応した"ということになります。当社では、校正された圧力計を使用しておりますので、計測されたものが校正された圧力計と比較し、プラスマイナスの差異があることで使用する際の基準がわかります。最高3MPaまで計測が出来ますので、重機や機械にも対応できます。
※なお、当社はエアゲージ(タイヤゲージやダイヌゲージ)の修理は行なっておりません。

ガス配管工事及び、部材の製作

KHK認定品として製作いたします。気密検査も行い、通常圧力の倍以上で加圧し、配管や溶接箇所の漏れがないか膨らみがないかを厳しくチェックします。更には、カラーチェックやX線を使ったヒビ割れ検査も可能です。逆に、ヘリウムリークディテクタや水素リークディテクタを使い、真空系の漏れを探し、毒ガスにおいても使える製作ができます。

  • ▲ 製作した操作パネル

  • ▲ 接続溶接部分の拡大

  • ▲ 配管設備

  • ▲ 配管設備

  • ▲ 超高圧バルブ206MPa対応(カットサンプル)

  • ▲ 高圧バルブ26.5MPa対応(カットサンプル)

  • ▲ ボンベ用バルブ(カットサンプル)

  • ▲ ステンレス製Swagelok® 継手(カットサンプル)
    (クリックして拡大)

ガスボンベ立ての転倒防止

お使いのガスボンベは、しっかりと固定されていますか?
ガスボンベは、高圧ガス保安法の一般高圧ガス保安規則第六条第二項第八条でしっかりと固定されていることと定められています。業者などが簡易的に、単なるビス(ネジ)で固定されていることが多く、ガスボンベは大変重量のあるものです。ボンベが倒れる時の応力は大変大きく、適さないビスの固定では耐えきれません。安易に安いなどと判断せず、確実な固定する方法を理解している業者へ依頼することが確実です。弊社では、アンカー打ちもします。場合によっては場所移動の時などにアンカーを抜く(できないこともあります)こともいたします。安全で安心した環境で仕事をすることが最重要ですので、今一度ご自身の施設が安全に固定されているかをご確認のうえ、高圧ガス販売業と高圧ガス製造業の資格を持つ弊社へご依頼ください。

  • ▲ 固定されたボンベ立て

  • ▲ 固定する前のボンベ立て

  • ▲ 固定に適したアンカー(オールアンカー)

  • ▲ 固定に適さないビス(ネジ)

科学機器のレンタル

弊社所有の装置の一部を、利用用途に限って貸出(レンタル)を行なっています。試用期間が少ない時や、単発利用の時にはレンタルが費用対効果があります。レンタルといっても、貸出期間がありますので、弊社コンプライアンスに基づき貸出をします。

当社ではガス配管の工事も承っております。詳しくはこちらをご覧ください。