解剖機器(法医学・病理学・捜査)

    当社は法医学・病理学・系統解剖及び捜査鑑識の専門家として幅広い実績がございます。当社では、現場の声を重視した使いやすい専門機器や、用品を取り扱っております。数々の経験と蓄積されたノウハウを活かして、適正な価格でお客様の視点に立った提案をさせていただきます。

    機器(解剖台、解剖用具、保管機器、遺体注入具、遺体袋、解剖木枕、捜査鑑識用品)
    効率的な解剖処置

    当社は法医学・病理学・系統解剖および捜査鑑識において豊富な実績があります。特に血液ガス(COHb、MetHb)やHbA1c、CRP、などのPOCT、病理標本作成、系統解剖につきましては、製造メーカーと共同で対応しています。標本作成や組織固定は、自社製品を販売しています。

    効率的かつ合理的な道具や薬品は、法医学の延長で鑑識検視活動においての秘密保持と証拠保持、ご遺体の尊厳を保つためにも必要不可欠です。現場を知り尽くしたスタッフが対応していますので、正確な手順で迅速かつ的確に判断をできるようにしています。

    解剖室営繕工事も承ります

    解剖室は、部材の劣化、破損、腐食、変形等がない状態に保つことが望ましく、そのためには実情に応じ適宜修繕等を行い、安全に作業できるよう環境を整えることが大切です。

    当社では、解剖室の営繕工事を承っております。解剖作業に伴う流水作業に於いて、床の剥がれ等を修復し汚染や菌の媒介、下の階や外部への汚染水や汚染物の流出を確実に防ぎます。

    全製品PL保険付き(生産物賠償責任保険に加入しています)

    弊社の製品にはすべてPL保険が付きますので、安心してご購入いただけます。

    遺体保管冷蔵庫の製作

    川尻工業製遺体保管冷蔵庫は、適正な温度管理により死後変化を可能な限り抑える事が出来、清潔な環境をもって尊厳や証拠を確実に守り抜く製品です。

    外面をステンレス面から木目調まで幅広く対応が出来ます。縦型や横型、棺格納型も制作が可能です。断熱材の冷却効率などを専用に計算していますので、経年劣化は少ないです。衛生状態も常に保つことができ、腐敗体液や組織片を触れずに清浄作業も行える仕組みを全製品に付随しています。

    冷蔵庫を多数製作した実績から、適切な価格で安価に様々な機能を持たせることも可能です。特殊な構造をできるかぎり排除していますので、遠方の際でも弊社製の遺体保管冷蔵庫は現地の冷蔵庫及び空調修理会社での対応が可能です。

    • ▲ 装置外面

    • ▲ 装置内面

    • ▲ 装置外面

    • ▲ 装置内面

    • ▲ 装置外面(特型)

    • ▲ 装置内面(特型)

    遺体保管冷蔵庫の修理

    遺体保管冷蔵庫は、死体を保管するという単純なことではありますが、腐敗をしないように低温に保つこと、凍結しないことが求められます。一般的には、製品の質よりも価格に重きを置いている場合が多く、温度が維持できなくなり故障するケースが結構な割合であるようです。弊社では、修理できる技術を持っており、種々な遺体冷蔵庫の修理実績があります。限られた予算で、常に適正な温度範囲で死体を保ち腐敗を防ぐことが今後求められています。環境保全のこともあり、フロンを排出することがないよう、定期的なメンテナンスの提案を行っています。冷えないことでお困りの方は、ご連絡ください。適切な方法をご提供します。

    • ▲ 修理前の温度指標(この温度では腐敗します)

    • ▲ 修理後の温度指標

    • ▲ 撤去後の熱交換器(埃だらけの状態です。)

    • ▲ 故障品の冷凍機(錆びだらけ。湿気が無い状態の場所です。)

    ※この修理に至っては多所からの冷媒漏れがあり冷凍機本体の交換を行いました。

    • ▲ 撤去前の冷凍機(撤去前の冷凍機)

    • ▲ 撤去直後の筐体(冷凍機を撤去)

    • ▲ 新品据付後の筐体(新品冷凍機を実装)

    • ▲ 冷凍能力が落ち、設置状況が悪い状態

    • ▲ 外した冷凍機跡(オーバーヒートで壊れていました)

    • ▲ 冷凍機を取り替え据付調整を行なった

    検視台・解剖台

    法医学及び解剖学のプロフェッショナルとして研究・設計・製作までを一貫して行なっています。日本中の法医学者、解剖学者、検視官の要望や考案を随所に取り入れ、総合して使いやすい製品として製作しています。安全性はもちろん、刑事検視検案において証拠品の紛失や忘れが無い様に機能を組み入れています。単なる台ではなく、全てにおいて完全と云われるまでに調整を行なっています。日本全国に納入実績があります。

    • ▲ 天板意匠

    • ▲ 信頼の証

    • ▲ 天板を最高位に上げた状態

    • ▲ 天板を最低位に下げた状態

    ステンレス製機器の製作

    ステンレス製品については、書見台やホルマリン等用局所排気装置付き流し台など用途に合ったものを製作しています。特定化学物質障害予防規則(特化則)に適合した特にホルマリン濃度0.1ppm以下とした製品にも順応することも可能です。既製品とほぼ値段が変わらなく、目的や規模に見合ったものを加工職人が駆使して丈夫にそれと安全を付加しています。溶接においては、完全に溶かしこみをしていますので、溶接割れや剥がれが起こらないような製法を用いています。また、風洞シミュレーションを行い最適な排気効率や、水流効率、傾斜角度を算出します。

    • ▲ ステンレス製書見台

    • ▲ ホルマリン等用局所排気装置付き流し台

    • ▲ スノコ式解剖台用頭部台

    • ▲ 頭部台用刺股(非汚染仕様)

    「解剖木枕」防腐剤や塗装の剥がれがない

    天然由来の塗料を用いた解剖木枕は、従来の木枕とは異なり、作業の際に防腐塗料の溶媒で手袋に穴が開いたりしません。また化学製品ではないために、シックハウスの原因になるものを拡散させません。北海道の会社の誇りである、北海道産の杉や松を使用しています。全てが国産品です。さらに不明な防腐剤を使っていないこと、造作大工が作っているのでとても出来が良いこと、大変安価であることも特徴です。

    弊社製が解剖という現場に対して初めて上市していました。そのため酷似した製品がありますが、弊社からオーソライズした技術ではなく、見様見真似で作っているため、蓄積された技術が全くなく作られています。世界中の初級な造作大工でも形だけは簡単に作れる形状であることから、数多く存在しています。
    解剖学・法医学・検視において解剖という専門の知識を持った技師が設計し、解剖枕として使う用途を分かった造作大工が作り上げスプルース木材なため割れもなく処理が丁寧で角もなく、遺体に傷をつけることがありません。
    法医学解剖や検視において押跡が付かない様に、現状をありのままに表現する意味で、最も安全で確実な木材です。
    木に対する一般的な扱いを知っていてば長期間に渡って安心して使えます。急な解剖や検視に使えない!などが絶対に起らない様にしています。

    検視・解剖・感染症遺体用枕

    遺体は死後硬直が発生している場合が多く、筋繊維融解が起きて腐敗している時や、体液で汚染されても洗浄に簡便である必要があります。ゴム製やプラスチック製は、既存からも存在していますが、体液が浸透しないように平滑である必要があります。処置や検案後の処理を簡便にできるようなものを製作しています。ステンレス製に関しては、極力簡便な作りで、汚染されても洗浄がしやすく滅菌にも強い構造です。ディスポ枕は、発泡スチロール製であり、プラスチック感染性廃棄物として分別のしにくさを排除しています。焼却処分も簡便です。

    • ▲ ゴム枕

    • ▲ ステンレス枕

    • ▲ プラスチック製枕

    • ▲ ディスポ発泡スチロール枕

    遺体搬送リフター

    遺体搬送リフターは、遺体を安全に格納できるものです。遺体は、固定液で置換され重くなっています。さらに、頭部と足部の重心バランスが異なるため、棺に収まったものや固定された遺体を何段にも区切られている遺体ロッカーに格納する際、転倒するなどの危険があります。また、操作不注意で壁への激突や天井への衝突も過去にはあったようです。特に転倒は、重大な事故を招いてしまいます。作業者への傷害ももとより、一回限りの遺体の損壊も防がなければなりません。遺体搬送リフターには、労働災害ゼロを目指した多くの創意工夫が施されています。リミッター設置や事故を未然に防ぐ工夫や対処を行っているのです。材質は安易に低額だけを考えず、屈強に負けず、腐食に強いものを選んでいます。それでいて、積算をしっかりしているので安価です。格安には何かがある。恐ろしく高価なのにも何かがある。適正価格で提示できるからこそ安全と安心と信頼が生まれます。限られた予算で、より多くお買い求め頂ける価格で、環境改善をお手伝いいたします。

    ※写真のものは、リフターに搬送用構造体を架装しています。 電動式油圧を使っているため、上下動作時間が少なく、微調整ができ安全に扱えます。

    開瞼用黒色リングピンセット

    被写体へのピントズレが起こり難い様に、化学的処理をし安定かつメッキや塗装に無い剥がれが起こらない加工を施しています。

    • ▲ 開瞼用黒色リングピンセットと従来品の比較

    • ▲ 開瞼用黒色リングピンセットを使用した際

    • ▲ 開瞼用従来品リングピンセットを使用した際

    無反射切り出し台

    切出し台の反射が無く、反りが起こらなく、傷が非常に付きにくい丈夫な製品です。

    • ▲ フラッシュ撮影した心臓標本

    • ▲ A4版無反射切出し台とB4版との比較

    臓器トリミング用プレート

    今までは、コルク板や紙タオルの上で切ることが多く、寸法をどれくらい切り出すことは、物差しを置いて行なっていました。ディスポでなおかつ、吸水性もあるのでホルマリン固定した部位を水洗した際でも、水切れがいいものです。組織がわかりやすく、青色にしている点も製品の特徴です。病理検査をより効率的に行う製品です。

    • ▲ 臓器トリミング用プレート全影

    • ▲ 臓器トリミング用プレート拡大

    • ▲ 標本乗せた状態

    病理切り出し台

    病理検査において切り出しは大変重要な作業です。病変の広がりや、組織の構造を病理医が把握し、診察医へ伝える上で大切な部分を担います。切り出しに最も適した構造ですので定評です。

    • ▲ 切り出し台天板面

    • ▲ 切り出し台下面

    解剖用縫合糸

    今まで使われていた10号絹糸は医療用糸として高価でした。一方、解剖用として売られているものは安価ではあるものの麻糸が混ざっていたため、糸通しが優れないことや縫合後に体液が糸に滲むものでした。 死体解剖資格医、病理医の意見や提案を随所に取り入れています。

    弊社では、特別に縫合糸を生産しています。4本撚り糸で綿とナイロンを混紡することで、コラーゲン系(絹糸)特有の溶けが無く、浸出液の滲みが少ない、糸通りが良いものを製造販売しています。

    性質は絹糸に近いとも言えます。 硬質絹糸より柔らかく、反りが起こり難く、縫合箇所の裂きが抑えられ、審美的に影響を及ぼしません。腐乱死体や病理遺体・通常固定・Thiel法・SSS法で固定した遺体に対して、組織への応力が掛かりません。解剖用具の専門会社として開発し、医療用糸の品質に近いまま金額を抑えることに成功しました。

    • ▲ ボビン巻き横面

    • ▲ ボビン巻き上部

    • ▲ 10号手術用硬質絹糸(既存製品)

    • ▲ 10号解剖用縫合糸(提案製品)

    • ▲ 糸巻きボビンとスタンドに配置したもの

    検体測定用メジャーテープ

    病理標本や検体を撮影する際、使い捨てのメジャーテープが必要な場合がありました。

    しかし、既存製品は主に装飾品を応用したものが多いことから、誤差が大きく標本としての物差しとして使えませんでした。さらに、接写したり写真撮影でフラッシュを炊くと、反射して映らないこともあり、撮影にはテクニックが必要とされていました。また、粘着力が弱い、ボールペンや油性ペンを使っても書けない、などの不具合も多々ありました。

    このような過去の不便な点を改良して製作し、適切な価格で安く販売しています。

    解剖・病理学・現場鑑識用リサイクルリネンタオル

    解剖・病理学・現場鑑識用で清拭するさいは、基本的に紙か不織布を使うことが多くコスト的ににも見合うと言う見解が多いものでした。弊社では、リネンという産業を通じて幅広い見地を見出し、布製品を安く高品質に洗浄や加工する技術が既存から在ることに着目し、製品化へと拡大ができました。安定した高品質で、紙よりも高吸収性であり、不織布より丈夫ですがケバの発生が抑えられないだけのデメリットはあります。デメリットよりメリットの方が大きく、既に使われ好評を得ています。

    • ▲ リネンタオルになるまでの課程

    • ▲ 白リネンタオル1000匁

    • ▲ 茶色リネンタオル1200匁

    • ▲ 白リネンハンドタオル

    • ▲ 白リネンタオル1000匁開いた状態

    • ▲ 茶色リネンタオル1200匁開いた状態

    • ▲ 白リネンハンドタオル開いた状態

    葬祭用具の製作販売

    骨箱や骨壷、香炉、祭壇用造花など行政機関・大学向け専用に製作しています。霊安室や告別室・安置室用品や祭壇、遺骨引渡し用納骨壺類を威厳かつ尊厳を守りご提案いたします。基本的に無宗派で仏式を扱っています。霊安室や告別室・安置室の改修工事や用品類の改装も致します。

    • ▲ 納骨用品

    • ▲ 祭壇用品(香炉)

    • ▲ 祭壇用造花

    • ▲ 無宗教的ミニ仏壇

    • ▲ 仏具の一例

    • ▲ 葬祭用品の一例

    • ▲ 桐平棺 普通窓 6尺

    検視用採血針の販売

    凍死体や肥満死体の採血の際に、凍結しているため針が刺さらない場合や、針の長さが短く深く刺す事が難しい場合がありました。弊社では、特別な専門会社でありますので、検視用の専用の針を製作し販売しています。太いものや(18Gより太い)、長い物など様々なラインナップを揃えています。ディスポ(単回使用品)ではありませんが、医師による検視・検案活動を迅速にできます。本製品はルンバール針、造影針、骨髄針とも呼ばれています。

    検視用採血アダプター

    ディスポのスパイナル針(ルンバール針)は今までのディスポシリンジには合わなくなりました。肥満死体や凍死体用の針は、今までのルアーアダプターのためシリンジが余計に必要でした。検視官が使うバックにはたくさんの機材や薬品が入っているためスペースには余裕がありません。そういう場合様に使うためであり、機材をたくさん抱える必要もなく、証拠品を確実にそのご遺体から採取したことも残す必要があるため、無闇にたくさんの資材が使えません。完全非磁性のステンレス製であり、一般的なウイルス・タンパク質分解洗剤に強く、さらにオートクレーブ滅菌にも耐えうる材質ですので、永く使うことができます。業務を知り尽くした弊社が作っていますので、当然のことながら手袋への引っ掛かりを無くしています。汚れも付着しにくい角の落ちた構造ですのでコンタミを全て防止します。

    • ▲ アダプタをつけたシリンジと針

    • ▲ 検視用針をつけたシリンジ

    • ▲ アダプター

    検視用品の製作販売
    検視は状況の確認が第一であり、最前線です。今の状態をどれだけ正確に行えるかが重要なものになっています。そのため、損壊がなく最大限の作業効率を発揮します。捜査員から監察医へ聞き継がれていくときに、情報が食い違わないように正しく観察保管ができます。
    • ▲ 小山式開口器

    • ▲ 開眼器

    • ▲ ハイステル式開口器

    • ▲ ローゼルケーニッヒ型開口器

    解剖用注入器具等の製作

    様々な解剖体を処置する上で、血管を剖出し、固定液を注入する必要があります。今まで一定だった径を、適切な経に揃えることで、血管が硬化(動脈硬化や静脈硬化)が見られる際に、粥状物質が流れたり、石灰状物質が廻り固定が優れなくなることをできる限り予防します。また、操作性もできるだけ、向上させます。臓器保管用の木札は、合板ではない為、貼り合わせが剥がれませんので長期間の固定液の浸潤にも耐えられます。シリンジの針をゴム管に接続できるものについて、圧をかけて注入した際に、ルアー元が外れないようにロック機能を備えています。医療行為には使用できません。

    遺体取り違え防止対策標識札

    遺体の取り間違えを防ぐため、ステンレス板に打刻印をすることで、火葬をしても燃えてしまわないため、必ず残るようにしたものです。ご遺体にかかわらず、重要な検体に対しても使えます。様々な固定液中のフェノールやホルマリンでも侵されないステンレス製です。刻印をするサービスは請ていません。

    • ▲ 従来型のカニューレを適切な長さと径に合わせたもの

    • ▲ 臓器保管用の木札

    • ▲ シリンジの針をゴム管に接続できるもの

    • ▲ 打刻されたステンレスプレート

    • ▲ ステンレス解剖臓器保管用プレート

    電動解剖鋸

    解剖用電動解剖鋸です。日本人が使用しやすい構造をもったのこぎりであり、日本人が使用しやすい構造であり、骨屑を集塵できるアダプターの付け外しができます。脳剖出時の頭蓋骨を切断する際に、硬膜や脳を傷つけない往復振動刃と従来のハンダ付けだった軸部分をネジ式の圧着構造ににしているため、刃が外れて飛ぶ心配がありません。超硬NiTiコーティングされた鋸刃は長持ちし、解剖時間の短縮ができます。刃の大きさや種類が異なるもの、軸以外に鋸刃だけを交換できるものもあります。

    • ▲ カシメされた軸

    • ▲ 鋸刃の種類

    • ▲ 軸取り外し可能刃表

    • ▲ 軸取り外し可能刃裏

    解剖器具の修理等
    剪刀や鋸刃の研磨

    医療器具として該当しないこれらの器具は、専門の職人に掛かると、ほぼ元の状態になります。
    斬れない事で怪我をする事を確実に防止する事が出来ます。常に最善の状態を保つ事で、安全になおかつ綺麗な切断が出来ます。鋸以外にも剪刀やノミも研磨が出来ます。特に鋸と剪刀は熟練の職人しか目立てや研磨が出来ません。

    • ▲ 切れなくなった刃先

    • ▲ 切れるようになった刃先

    • ▲ 切れなくなった鋸目

    • ▲ 切れるようになった鋸目

    剪刀などの研磨

    解剖器具は、とても力のいる作業です。ホルマリンなどで固定された献体等は組織が固くなっています。そのため、術者は力強い作業を行わなくてはならず、その上精密に各所を所見しなくてはなりません。組織の挫滅や、折れを極力なくすることで明朗な作業が可能です。力づくで作業しても、疲れることは然り術者の怪我も誘発されます。
    切れる道具で安全に、しっかりとした所見や観察ができることを当社は願い、剪刀などについても研磨技術に余念なく、包丁研ぎとは全く異次元の力量で差をつけています。

    • ▲ 肋骨剪刀の例(表)

    • ▲ 肋骨剪刀の例(裏)

    什器の修理
    ストレッチャー(検視台の修理)

    ストレッチャーなど破損されたものであっても、既存で残っているものがあれば、最大限に活用して限られた予算を有効に使い、修理することが可能です。特に特注で作ったものは新規に製作すると高価ですので、修理をお勧めいたします。写真は、ベニヤ板で割れてしまったところを、ステンレス板で覆い補強した検視台です。

    • ▲ 割れたベニヤ板ストレッチャー

    • ▲ ステンレス板ストレッチャー

    担架の張り替え・ストレッチャーのメンテナンス

    車載用ストレッチャーや担架などには大変高価なものがあります。車載用は特に丈夫かつ高級であり、しっかり作られていることから、通常よりも耐用年数が長く徐々に生地部分が破れることが多々とあり、メンテナンスが必要です。弊社では、生地部分の張替えができます。丈夫な枠をそのまま使用し、当時より丈夫で柔軟な生地を使い張り直しをします。
    北海道の寒冷の事も考え割れない仕様。温暖地でも伸びが少ない生地を利用したり、土地柄に合わせた選択をします。これこそ職人技の領域であり、張りもよく、長持ちするための仕掛や組みも随所に入れられています。新品を買うよりはるかに安く、良いものをより長く使え、資金を節約し重要なものを他に買えるご支援につながります。

    • ▲ 破れたストレッチャー

    • ▲ 張り替えたストレッチャー

    • ▲ ハンドルが折れたストレッチャー

    • ▲ ハンドルが折れたストレッチャー

    • ▲ 修理ができたストレッチャー

    • ▲ 修理ができたストレッチャー

    研究用動物臓器の扱い

    畜解体し摘出した新鮮な研究用牛・豚の皮膚毛皮や内臓臓器や血液をお届けします。

    医学目的及び医療機器研究用・教育用に販売しています。解剖実習のできない施設や、構造を見る必要がある場合、模型ではわからないことが多いようです。しかし、組織や部位を実際に実物を見て確認することで、トレーニングができ、知見も得られます。

    なお、本製品は研究用となっております。医薬品、診断用医薬品、食品などの用途には使用できません。また、必要な部位を剖出し販売を行っております。そのため、法律で規制されている部位以外や衛生法上、割が入ったものしか販売出来ません。

    ※社会倫理に基づいて行っております。
    ※検体保管用の専用袋や轢死した動物用袋も製造しています。

    • ▲ 肝臓

    • ▲ 製品の一部

    • ▲ 樹脂包埋固定され割をいれた心臓

    共同住宅及び複合型施設での飲料水への血液混入検査

    巨大な貯水水槽を使われている際、細心の注意を払ってもさまざまな物質の混入が考えられる際があります。弊社独自の専門性を活かし、飲料水の簡易検査を行っております。食品衛生法や公衆衛生に関わる法律にには該当しない法的拘束力の無い検査ですが、自主検査や管理会社での評価基準の一つとして数mlの容量から、おおよその混入を測定できます。医療で使われていた技術がそのまま応用でき、簡便に迅速に測定ができ、費用も安く数値化することができます。

    また、浴槽や室内の汚染された際の洗浄度の指標として、洗浄後の排水を計測することでより信頼度の高い環境を提供することもできます。

    解剖薬品をお求めの方はこちらをご覧ください。